祖母の家の仏壇

祖母の家に泊まるたび、夜中になると仏壇が鳴った。

「カタン」

小さな木の音。

最初は気のせいだと思っていた。

だが小学五年の夏休み。
夜中に目を覚ますと、仏壇の前に誰か座っていた。

女の子だった。

白い服を着て、こちらを見ていた。

怖くて布団を被った。

朝になって祖母へ話すと、顔色を変えて言った。

「あの子、まだいるんだ」